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フラメンコとの日々
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フラメンコとの日々
私とフラメンコ 小松 厚子
フラメンコをはじめて5年目。現在、平先生のご指導のもと週4時間レッスンに通っています。毎回クラスでやっていることと感じていることをまとめてみました。

パリージョの練習
なかなか難しくて、指がすべったり利き腕ではない左手とのバランスが難しかったりと、とにかく練習あるのみ!です。先生が一緒にパリージョの練習をしてくださるので、体全体を意識しながら取り組んでいます。

足の練習
基礎的なことから応用まで、20分くらい時間をかけてバランスをとりながら、上体を意識しつつより強く正確なプランタ・タコンがうてるような練習内容になっています。

振付け
現在はクラシック音楽のサパテアードとアレグリアスに取り組んでいます。練習をすすめていく中で、先生より注意を受けたポイントに気をつけて足の打ち方の練習していたら、以前よりずっと楽に力強いプランタ・タコンがだせるようになりました。さらに姿勢も同じ形をキープしなければならないのもあって、上体の使い方が「ここは、こう使うといいんだ!」といろいろ発見ができて勉強になります。

クラシコ
このクラスは、体の使い方をより訓練するレッスンだと思っています。はじめの頃よりずっと踊る時の体の動かし方や位置について自分で考え気づきはじめ、学ぶことの多いクラスです。

こういったレッスンを毎回毎回大事に取り組み、地味ですがコツコツと復習することが大切なんだなと強く感じています。私の現在の目標は、「クラスで習ったことを熟していく」ことです。フラメンコは知れば知るほど興味がわく舞踊だと思います、私をどれだけ引きつけてくれるのか楽しみです!その為にも自分に負けない自分を作り上げ、いつの日か、豊かな踊りができるようになりたいです。
フラメンコに取り組んで 慶田 明子
最近私は自分の体の変化にとても驚いています。体のラインはもちろん、立っているときの感覚、重心の位置、皮膚の感触、汗に至るまで。人間の体ってよくできているなぁと新たな発見を楽しんでいます。

きっかけは昨年末のクリスマススタジオコンサート。1年位前からそれまでやっていたつもりだったことが急にできなくなり、自分で思うように体が動かなく、しまいには変なところに力が入って抜けなくなり、もう悪循環で暗中模索していた時に先生がソロで踊るチャンスをくださったのでした。

(どうして崩れたのかで思い当たるのは、その頃はたくさんのレッスンを受けてパソ通りに動かす脚を鏡で見て、合ってできればいつかは上達すると思っていました。私の場合は脚をしっかり打っていなかったので体重移動もできていなく、見せかけだけで振りをなぞっていた様。このソロソロ打ちで上体をそったりし、体全体のバランスを崩しどうにもならなくなったのではないかということです。)

要は土台が悪いのかと基礎の作り直しをしようとサパテアードをそれまでとは違うようにちゃんと打とう、とにかく打ってみようと思ったのに、床となかなか馴染めず、今度はギュウギュウと股関節が痛くなる始末。発表会で群舞で踊る以外に自分が人前で踊るなんて、ましてや一人で踊るなんて想定外だった私。そのときには自分のできなさ加減が嫌と言う程わかっていたので、せっかくの機会も不安で一杯で私にとっては苦しい挑戦でした。でもやってみようと決めたので練習を重ねましたが、自分の足音がメロディになっておらず、つまりそれは音痴なのだ!ということにこの時はじめて気づきました。強い音を出そうとしてもヒットせず、本番も結局良い音なんて出せず、1曲踊るだけでヘトヘトという有様でした。

それでも精一杯真剣に向かって踊りきったので、これだけやってできないのは何故だろうとやっと自分の体と向き合いました。その時は姿勢なども原因で変なところに力が入り、呼吸も上手くできていなかったのでやればやるほど酸欠し、筋肉は硬直し動かせなくなっていました。体も足はもちろんのことお腹も体の内側も使えていない所だらけでした。

またその半年ほど前から、あることがきっかけで自分を見つめ直し、自問自答の日々を過ごしていました。「己を知る」のはこんなにも難しいことだったか。私は人に甘えて自分を甘やかしてきてしまったのかとそんな自分の弱さを見つめた時、変わりたいという強い気持ちになりました。

フラメンコ独特のリズムや曲に触れることが面白く、振りを覚えるだけで一杯だった1、2年目。もっとたくさん踊れるようになりたいと気持ちばかりであれやこれやレッスンを受けたり、先生や人の事ばかり見て踊っているつもりだった3、4年目。「結局は自分自身なんですよ。」と言う先生の言葉もすぐにはわからず、何曲も習ってきたのに一人で踊れる曲は1曲もない事に気づき、やっと自分と向き合い直すことができた5年目。フラメンコはまず足が楽器かつ土台であり、体の細胞全部で踊るということに本当の意味でなかなか気づけなかった私。踊りの基礎もなく、体を動かし表現すると言うことについて考えることも勉強もしてこないである日憧れだけで始めて、また35歳でのスタートは「遅いのか?」などと半分諦めや自分への言い訳、甘えがあるままで取り組んでしまっていました。ですが、40歳を目前にして「意識する」ことでこんなに変わっていく自分に出会え、人間はいくつになっても挑戦することで心も体も成長できると思えるようになりました。そして平先生の「要はすべてバランスが大切なのです」とおっしゃる一言の奥深さも心と体でもっとわかることができるようになりたい。

まさに今が私にとって本当の意味でのスタートになりますように!6年目を迎えるにあたってもう一度基礎に取り組み直し、いつか自分らしさを表現できるよう常に見つめ直しながら、良き仲間とお互いを刺激し合いながら諦めずに稽古に励んでいきたいと思っています。
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